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東北海洋生態系調査研究船(学術研究船)「新青丸」、いよいよ始動へ
東日本大震災の影響を解明する多様な研究とともに、これまで東北マリンサイエンス拠点形成事業(TEAMS)の推進に活用されてきた 学術研究船「 淡青丸」 の後継船として建造していた東北海洋生態系調査研究船(学術研究船)「新青丸」が、平成25年6月30日に海洋研究開発機構へ引き渡されました。
「新青丸」には、船舶の推進装置となるアジマススラスターが2機あり、これにより船を高精度で一定の位置に保持すること(ダイナミックポジショニングシステム)ができます。また、多種多様な最先端の観測機器・可搬式研究設備を保有しており、東北沿岸・近海域においても効率的かつ効果的に海洋環境観測、海底地形調査、海洋気象観測などの総合的な研究観測を可能とします。
TEAMSでは、この最新鋭の研究船を用いて、本事業に必要となる調査研究を実施していきます。
- 全長:
- 66メートル
- 幅:
- 13メートル
- 満載喫水:
- 4.5メートル(ソーナードームを含め5.0メートル)
- 国際総トン数:
- 1,629トン
- 航海速力:
- 12ノット(最大13.2ノット)
- 最大搭載人員:
- 41名(うち研究者15名)
船舶搭載観測機器( 常時搭載されている機器)
- 気象海象観測装置
- 気象衛星受画装置(NOAA-HRPT,LRIT)
- 船体動揺船首方位測定装置(PHINS)
- 表面海水塩分水温計
- 計量魚群探知機・浅海用マルチビーム音響測深機
- 深海用マルチビーム音響測深機
- 全周型スキャニングソーナー
- 精密音響測深器(PDR)
- パラメトリックサブボトムプロファイラー
- 多層式流向流速計(ADCP)
- 海底地殻変動センサー測位用送受波器
- 船上重力計
- 船上三成分磁力計
- プロトン磁力計
- CTD センサー・カローセル式採水装置
- 12L 採水器
- ピンガー
- トランスポンダー
- XBT/XCTD 装置
- 海底音響測位装置